- 【科】イトトンボ科
- 【属】キイトトンボ属
- 【和名】ベニイトトンボ
- 【学名】Ceriagrion nipponicum
全身真っ赤なベニイトトンボは、生息地が局地的で絶滅危惧種に指定されている。しかし、2012年8月に環境省が発表した第四次レッドリストによると、絶滅危惧Ⅱ類から準絶滅危惧に1ランク下がった。生息確認場所が増えたことで喜ばしい結果となったが、それでもレッドリストに残っているので、まだまだ安心はできない。このトンボは、平地の古くからある池などに生息。5月下旬ころから出現し、9月ころまで見られる。
オス ♂
2023/6/24 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F5.6 ISO 100
2022/7/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/50 F2.8 ISO 100
2022/7/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/125 F5.6 ISO 100
2022/7/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/320 F2.8 ISO 100
2024/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F5.6 ISO 100
メス ♀
2023/6/24 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/80 F5.6 ISO 100 LrC
2023/6/24 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/60 F5.6 ISO 100
交 尾
2010/7/4 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/200 F4.0 ISO 200
産 卵
2024/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/320 F5.6 ISO 100
2020/8/2 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/250 F2.8 ISO 200
観 察 記
2023年6月24日 藪蚊襲来
そろそろベニイトが出ているのではと思い、現地に向かうと早速真っ赤なオスがいた。ベニイトはおとなしいので撮影しやすいが、今日は少し風がある。イトトンボの撮影はとまっている葉が揺れるときつい。おさまるまで待っての撮影となる。今日はメスを撮影したかったので、薄暗い藪の中へ突入。予想通り、数頭のメスがいた。三脚を設置し被写体にピントを合わせていると、嫌な羽音が耳元でしている。藪蚊がやってきた。しかも10匹近くまとまわりついてきた。あまり長くは留まれないので、すばやくマクロ撮影をし、その場から離れた。おかげで一か所も刺されずにすんだ。
2010年7月4日 なんと産卵に出くわす
天気が良いので近所の池へ行く。ベニイトがいるか池を覗くと、なんと産卵している。しかも2組、今年は当たり年か、1組は写真の撮りやすい位置にとまってくれたので、産卵写真が撮れた。今までこんな光景は見たことがなかった。この池は、ベニイトが発生しない年もあったりしたので、少しずつ個体数が増えてきたのかはわからない。増えてきたのならすごく嬉しいことだが、発生状況を見守っていかないといけない。
2009年7月4日 一瞬を切り取れない
全身真っ赤になるこのトンボの生息地は希で、毎年出現するかどうか、いつも心配だ。夏にその姿を見ると正直ほっとする。この赤いイトトンボをどのようなシチュエーションで撮影するか、撮影前にいろいろ考えるが、相手は生き物、動き回る被写体に自分の思いは伝わらない。やはりイトトンボは逆ハート型になる交尾のシーンや、産卵シーンが絵になると考え、そのチャンスを伺うのだが、そういったシチュエーションになかなか巡り合わない。そして、ようやくその場面に巡り合えたのだが、ピントを合わせている間に逃げられてしまった。ほんの一瞬を切り取ることができない悲しさ。

