- 【科】イトトンボ科
- 【属】ヒメイトトンボ属
- 【和名】ヒメイトトンボ
- 【学名】Agriocnemis pygmaea pygmaea
コフキヒメイトトンボに酷似した、日本で一番小さなイトトンボ。徳之島以南の南西諸島に分布しているが、生息地が局地的で準絶滅危惧種に指定されている。この日本一小さなイトトンボは、コフキヒメイトトンボの生息場所よりやや上流域に生息していると思われる。コフキヒメは流れのゆるやかな水路や水田横の小さなゆるい流れに生息している。しかし、ヒメイトトンボは源流域に近いような清流のそばの湿地や草地でよく見かける。
オス ♂
2016/9/4 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2000 F2.8 ISO 200
2008/8/28 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/400 F2.8
メス ♀
2008/8/28 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/400 F2.8
観 察 記
2016年9月4日 久しぶりの沖縄本島
沖縄遠征最終日、早朝8時に現地に到着。目的のコモンヒメやリュウギンを狙いに池を目指す。池に到着すると、いつものバトル音が聞こえる(縄張り争いでトンボ同士の翅があたる音)。歩いて池に近づくと下草で動く物体を発見。なんとヒメイトトンボ。こんな公園の草むらにいるのかと驚いた。一眼ではまだ撮影していなかったので、マクロレンズに切り替えて撮影するが、早朝元気良すぎですぐに移動してしまう。前回、石垣島ではじっくり撮れたのだが、その時と全然違う。結局、満足いく写真が撮れず、ヒメイトはあきらめ、池でバトルしているトンボ撮影に切り替える。タイワンウチワとコモンヒメやベニトンのバトルがすごい。時折リュウギンが来るが撮影できず。日陰の細い流れにリュウキュウトンボなんかいなか探索するが見当たらず、この場所での撮影はやめて次の目的へ移動。相変わらずのせわしない弾丸ツアーだ。
2008年8月28日 単独行動は危険
デイゴの花が綺麗な季節。思わず島唄を口ずさんでしまう。仕事の合間に、前から気になっていた場所へ探検。林道ではオキナチョウトンボが群れている。その群れの中にヒメハネビロが混じっている。そして車を停めて小さな川へ向かうと草むらに小さなイトトンボがたくさんいる。よく見てみるとヒメイトトンボだ。水辺から離れているこんな場所に群れいているとは全く想定外だ。今回は時間があるのでヒメイトトンボをじっくり撮影することにした。そしてオスとメスのいい写真が撮れた。しかしこのトンボを撮影するのにしゃがんで、じっと呼吸をとめて撮影するので、このくそ暑い中もうろうとしてくる。立って移動しようとすると立ち眩みの連発。こんな所で倒れたら誰も助けに来ないから死んでしまう。単独行動は要注意だ。
2006年3月29日 家族で石垣島
2度目の出会いは家族旅行で石垣島に来た時である。石垣島での仕事で家を空けることが多く家族に沖縄の良さを知ってもらうのと、日本一早い海水浴も竹富島で計画した。早朝の便で羽田から3時間かけて石垣島へ向かう。家族で観光を満喫し、トンボ観察の時間を作ってくれた。そして、息子といつものトンボ観察場所へ行く。そこで下草をちょろつく赤いイトトンボを発見。ヒメイトトンボのメスだ。この時期からたくさんのトンボが見れる石垣島はたまらない。帰りにバンナ公園で日本最大の蝶、オオゴマダラの黄金の蛹を観察した。
2005年7月23日 石垣島早朝観察
石垣島の仕事で2週間滞在。仕事が始まる前の早朝6時に起きてトンボ観察に出かけた。現地7時到着、池を見ると、トンボの楽園と化している。池面を覗くと小さな赤い物体が目に入る。アジアの未熟か、いやなんだか違うような気がする。とりあえず撮影、結局何トンボかわからず、トンボ仲間に写真をメールし同定をお願いした。するとヒメイトトンボのメスではないかと返事がきた。これがこのトンボとの初めての出会い。小さすぎて撮影するのが滅茶苦茶大変であった。それにしても暑い。南国のトンボ撮影は暑さとの闘いだ。

