オオセスジイトトンボ

絶滅危惧1B類 EN

  • 【科】イトトンボ科
  • 【属】クロイトトンボ属
  • 【和名】オオセスジイトトンボ
  • 【学名】Paracercion plagiosum

このイトトンボは生息地がかなり限られている。関東地方の利根川水系と、新潟県の、信濃川水系の下流の水郷地域、および青森、秋田、宮城県等きわめて局地的である為、レッドデータの絶滅危惧種に指定されている。河川から少し離れた、古くからあるような沼や池に生息。セスジイトトンボを大きくしたようなトンボだが、オオモノサシトンボと同じくらい大きなイトトンボ。オスはあざやかな水色をしているが、未熟のうちはメスと同じ緑色をしているので、メスと見間違えたりする。5月後半から秋くらいまで見ることができる。※関東地方や新潟県では、絶滅したとみられる。

オス ♂

オオセスジイトトンボ

2010/7/10 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1250 F2.8 ISO 200

オオセスジイトトンボ

2010/7/10 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1600 F2.8 ISO 200

オオセスジイトトンボ

2010/7/10 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/400 F2.8 ISO 200

オオセスジイトトンボ

2010/6/20 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/3200 F2.8 ISO 640

メス ♀

オオセスジイトトンボ

2015/6/6 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/400 F4.0 ISO 200

オオセスジイトトンボ

2025/7/12 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 280mm 1/200 F5.6 ISO 100

オオセスジイトトンボ

2025/7/12 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 250mm 1/200 F5.6 ISO 100

交 尾

オオセスジイトトンボ

2013/6/17 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2000 F2.8 ISO 200

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観 察 記

2025年7月12日 激減

以前は近隣で観察出来ていたが、2017年に蓮を全部抜かれてしまい絶滅してしまった。利根川水系や信濃川水系では、ほぼ観察できなくなってしまったオオセスジ。東北方面の一部地域でしか生息確認されておらず、絶滅に瀕しているトンボである。馴染み深いオオセスジを観察したくて新幹線で東北方面へ遠征した。しかし、天気が悪く雨上がりのどん曇り。現地に到着し、散策するとオオセスジのメスのような個体がいた。久しぶりすぎてセスジかオオセスジかわからなかった。とりあえず撮影をすませ他を探すが、セスジやアジア、キイトしかいない。天気が悪いせいか青いオスは見つけることができなかった。初めて訪れる場所は手探りのため、他の沼もめぐってみたがオオセスジを観察することはできなかった。のちに自宅で図鑑やネットで確認すると、撮影した種がオオセスジのメスであることがわかった。まずは1匹でも確認できて良かった。

観察記

2013年6月17日 追いかけっこ

毎年、いつもの場所でオオセスジの生息状況を確認している。探索して発見し撮影するのだが、決まって同じようなシチュエーションの写真ばかりになっている。草むらではオスよりメスのほうが多く、青く成熟したオスはなかなか見つからない。そして、やっとオスを見つけ、逃げられないよう、まずは遠目で撮影する。近づきすぎるとすぐに移動してしまうので追いかけっこが始まる。そうこうしているうちに交尾態が現れた。毎年撮影に来ていたが、移精中の交尾態を見たのは初めてだ。トンボ撮影の中で、移精中の交尾態の撮影は格別なものがある。

観察記

2003年7月6日 祈るばかり

東日本にしか生息していないかなり希少なトンボ。その生息場所では、厳重に保護活動が行われており、そこまでしないと絶滅してしまう可能性がある。他のイトトンボと比べると大型で、すぐに見つけることができる。メスは比較的おとなしく、すぐに撮影させてくれるのだが、オスが意外に警戒心が強く、カメラを向けるとすぐに逃げてしまう。しかし、この大型の瑠璃色のイトトンボは魅力ある被写体だ。グリーンの草にすごく映える。このトンボの生息環境が末永く保全されることを祈るばかりである。

観察記