- 【科】ヤンマ科
- 【属】アオヤンマ属
- 【和名】ネアカヨシヤンマ
- 【学名】Brachytron anisopterum
アオヤンマと同じく、蜘蛛を食べる大型のヤンマ。ヤンマの仲間は腰がくびれているのが多いが、このトンボはアオヤンマ属なので寸胴である。翅の付け根が赤褐色で、ヨシ原などに生息していることから、根赤葦ヤンマと名がついた。森林がある平地や丘陵地の池や沼・用水路などに生息し、5月ころから羽化し始め、9月上旬ころまで見られる。早朝、朝焼け前の時刻に行動をし、陽が昇りきると活動をやめ休息にはいる。そして、夕方黄昏時にまた動きだし、空高く滑空し活動をする。新潟や関東(群馬を除く)以南から九州・四国地方に分布しているが、生息場所が希で近年絶滅危惧種に指定された。
オス ♂
2022/8/1 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/3 F9.0 ISO 400
2023/8/24 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 180mm 1/5 F5.6 ISO 100 FL-0.3
2022/8/1 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1.6 F9.0 ISO 400
2021/5/30 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/320 F5.6 ISO 100
メス ♀
2006/8/13 - Panasonic DMC-FZ30 79.7mm 1/30 F3.7 ISO 80
2023/8/1 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/640 F5.6 ISO 800
産 卵
2025/8/3 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/125 F5.6 ISO 800
観 察 記
2023年7月29日 ネアカのみ
今年は、なかなかトンボ観察に出られない日々が続いていたが、ようやくぶら下がりヤンマの観察に出かけることができた。猛暑の中、重い撮影機材を持ちながら歩くと、すぐに汗だくになる。散策すると、すぐにネアカのぶら下がりを発見。しかし、撮影したネアカの個体をよく見てみると、どれも老熟個体で、翅や脚の欠損や複眼もおかしかったりと残念な個体ばかりであった。
2022年8月1日 猛暑のぶら下がり
ぶら下がりネアカは3年ぶりだ。今年は、ぶら下がりヤンマの撮影に燃えている。前回のヤブに引き続きネアカのぶら下がりを撮影することができた。毎日観察に来ている年配の方に聞くと、日替わりで主役が入れ替わっているようだ。ヤブと違ってネアカは近づいても逃げないらしい。したがって、マクロレンズに入れ替え近接撮影し放題だ。太い木の枝にとまっているのでSSを1.0秒に下げての撮影、フラッシュ無しで明るく撮ることができた。自然光で写せるのが良い。ネアカは涼しげに休んでいるが、外気温は38度。撮影中も汗がダラダラ落ちてくる。そして、藪蚊が数匹寄ってくる。藪蚊と格闘しながらレリーズのボタンを押す。汗をふきふき、藪蚊を払っているのに全く逃げる気配なし。この日はネアカが主役でオスが3頭もぶら下がっていた。この暑さの中2時間半も頑張ってしまったのでぐったりだ。
2019年8月10日 臨時撮影会
13年ぶりのネアカ撮影。先週もネアカぶらさがり探索に出かけたが空振りだった。今回、別の場所での探索で久しぶりに出会えた。お盆休み初日、目的地に行くまでの道路や駐車場の混雑を心配したが、取り越し苦労ですいていた。到着してすぐにぶら下がり場所を探すが気配がなく別の場所へと移動。しかし、なかなかその姿は見つからない。公園では同じようなトンボ撮影者がたくさんいる。そんな中、ネアカがぶらさがっているとの情報を得てすぐに移動。老熟していて翅がボロではあるが久しぶりの対面に嬉しさ倍増だ。何人かが撮影していて、最大10人近く集まりネアカの撮影会になっていた。すごい人気者だ。
2006年8月13日 車中泊
空高く飛ぶこのトンボの撮影は容易ではない。網で捕獲して観察するしかないと思ったが、あれだけ高く飛ぶネアカは捕獲するのも難しいため観察ができないので、あきらめるしかなかった。しかし、チャンス到来、ネアカが比較的低いところを飛ぶ場所を見つけたのである。しかも夕方より早朝のほうが、時間がたつにつれ陽が昇ってくるので撮影しやすい。したがって、車中泊。ネアカの現場で早朝4時30分に起床。そして、準備をし現場へ行くとすでに数頭飛んでいた。飛んでいる飛翔隊の中にはギンヤンマ・カトリヤンマが混じっているが、ネアカは大きいので判別できる。陽が昇りきった6時ころ、ネアカはいなくなり寝床に散っていった。

